金融教育の取り組み
1. 金融リテラシー講座の開催
当社グループは、SDGs(持続可能な開発目標)等を踏まえ、持続可能な社会の実現に向けた活動、特に金融リテラシー向上の取り 組みに注力しています。未成年のうちから金融や契約に関する知識を身に付けておくことの重要性を認識し、2018年から金融リテ ラシー教育を開始しました。
当社は、高校生・大学生を対象としたクレジットカードをはじめとするお金に関する教育を通じて、将 来の健全なカードホルダーの育成に向けて継続して取り組んでいます。2021年度からは、全国の支社・支店を中心に各地域におい ても実施しております。キャッシュレスの推進や成年年齢の引き下げなど、世の中の変化を背景に教育機関からのオファーも増加し ており、継続して取り組みを強化していきます。
(株)イオン銀行は、公正で質の高い金融教育、生涯学習の機会を積極的に提供するため、大学生を対象とした金融リテラシー講 座の提供を行ってきました。2021年度から、より幅広い金融教育の機会を提供すべく、事務局をイオンフィナンシャルサービス(株)へ移管し、当社グループ一体で総合的な金融リテラシー教育推進の取り組みを実施してまいりました。なお、この事務局機能は2023年3月より後記のAFSアカデミーが担っております。
2. AFSアカデミーの開設
当社は、社内外に学びの機会を提供するため、2023年3月、人材教育・育成機関として「AFSアカデミー」を開設しました。
急速なデジタル化への対応等の様々な経営課題がある中、働く個人にとっても社会環境の変化により、考え方や働き方は多様化し、リスキリングを通じた知識の獲得が求められています。
当社は、「教育は最大の福祉」というイオンの考え方に基づき、学習機会の提供等人材への投資を積極的に行っています。また、AFSアカデミーは、大学生を対象とする金融リテラシー教育推進のグループ内事務局機能を担い、AFSアカデミー所属の従業員を講師として派遣し、講義実施や受講生の成績評価を含む講座運営を行っております。
今後さらにSDGsの推進によるサステナブルな社会実現に貢献するため、外部団体向け講座としての拡大を目指し、グループ一体となってより強力に推進します。
3. 公益財団法人イオンワンパーセントクラブとの活動
当社、㈱イオン銀行、イオン住宅ローンサービス㈱、イオン保険サービス㈱、エー・シー・エス債権管理回収㈱の5社は、公益財団法人イオンワンパーセントクラブ(以下、イオン1%クラブ)に税引前利益の1%相当額を拠出しています。イオングループのその他主要企業とともに、イオン1%クラブの「次代を担う青少年の健全な育成」「諸外国との友好親善の促進」「地域社会の持続的発展」の3つを柱とする事業活動を支援しています。
2022年度は、イオンモール幕張新都心とイオンモール福岡にて開催されたイオン1%クラブが主催する「わくわくキャッシュレス体験」イベントに協賛し、キャッシュレスの利便性を広く知っていただくとともに、子どもたちにお金の未来についても考えるきっかけを提供するイベントの支援をいたしました。
キャッシュレス体験イベントには、のべ2,392人のお子さまとご家族さまが参加され、お金に関するクイズやキャッシュレス決済の体験を通して、キャッシュレス決済の利便性やお得さについて楽しく実感していただきました。
イオングループのその他主要企業とともに、イオン1%クラブの「次代を担う青壮年の健全な育成」「諸外国との友好親善の促進」「地域社会の持続的発展」の3つを柱とする事業活動を支援しています。本イベントも、イオン1%クラブのイオンチアーズクラブ活動の一環として「次代を担う青少年の健全な育成」を目的に開催されており、2023年度も継続して取り組んでまいります。